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古民家のこと

近年取り壊しが加速している古民家を1軒でも多く残すため、

伝統工法による本格的な古民家再生から部分的なリフォームまで幅広く承っています。

古民家再生の方法には大きく現地再生、移築再生、曳家再生の3つの方法があり、

ここではそれぞれの方法についてご紹介します。

移築再生とは?

現在建っている建物(古民家)を一度解体し、材料(古材)を運搬し、別の場所で解体した建物(古民家)を復元することをいいます。

毎年全国各地でとても多くの貴重な古民家が取り壊されています。そういった古民家を移築することにより、新しい土地で受け継ぐ(住み継ぐ)ことが出来ます。

移築再生の流れを現場作業中心にご紹介します。(伊東市 S邸)

  • 01.古民家探し

    まずは移築する古民家を探します。お客様のイメージ等に合致するものが見つかりましたら計画がスタートしていくイメージです。

  • 02.建物調査

    打ち合わせ等の流れは基本的に新築と同じです。建物調査を行い、計画し、設計図を起こします。ただ、移築再生の場合は部材の大きさや梁の高さなども調べるので、何回かに分けて調査を行います。

  • 03.計画・設計

    事前のご相談、現地調査等を通してお客様のイメージを形にしてご提案します。古材をどこまで復元するか、新しい部材が必要になることもあります。また、金額的なイメージを把握して頂けるよう概算見積も併せて提出致します。

  • 04.解体

    移築再生は建物の解体~復元が大きなポイントになります。柱や梁の復元をスムーズに行うため番付をしながら解体していきます。都合により設計と並行して解体することもあります。

  • 05.きざみ・仮組

    解体した建物を復元するために、仕口や継手を加工する作業が「きざみ」です。解体した古材が元通りに組みあがるか確認する作業を「仮組」といいます。現場の状況にもよりますが、必要に応じて仮組を行います。

  • 06.建て方

    建物の構造部材である柱や梁などを組み立てる作業を「建て方」といいます。古民家再生の場合も新築同様に重要な工程となります。古材と新材の取り合いがでてくるのが古民家再生の特徴です。

  • 07.屋根・外装

    屋根・外装の工事は新築の場合も同様です。伝統的な工法で復元する場合は、屋根材を萱や板材で葺いたりします。

  • 08.内装

    内装の工事も新築工事と同様です。伝統的な工法で復元する場合は、壁に竹の小舞を組んで土壁にすることもあります。

  • 09.完成引渡

    建物が完成し、検査に合格しましたら引渡しとなります。

  • 10.メンテナンス

    弊社にて関わった建物は、完成後も定期的にメンテナンス等をしていきます。大切な建物を末永くお使い頂けるようにご協力できればと考えています。

曳家再生とは?

現在建っている建物(古民家)を様々な要因で解体しなくてはならないといった場合に、古民家を壊すことなく移動できる方法です。

古民家は土台が基礎と固定されていないため、持ち上げて動かすことが可能です。

曳家再生の流れを現場作業中心にご紹介します。(静岡市 O邸)

  • 01.ヒアリング

    まずは現状を把握するために、一度お話をお伺いします。様々な計画の可能性を確認・検討しながらスタートしていくイメージです。

  • 02.建物調査

    打ち合わせ等の流れは基本的に各再生工事共通です。建物調査を行い、計画し、設計図を起こします。曳家再生の場合は、移動の方法、移動ルートの確保が重要になります。

  • 03.計画・設計

    ヒアリング、現地調査等を通してお客様のイメージを形にしてご提案します。また、金額的なイメージを把握して頂けるよう概算見積も併せて提出致します。

  • 04.解体・基礎

    ご契約後、工事がスタートします。曳家再生は建物の移動が大きなポイントになります。今建っているところから、新しく配置する場所までのルートを確保するとともに、新しい基礎が完成している必要があります。

  • 05.曳家(ジャッキアップ)

    古民家は建物を地面から離す(ジャッキアップする)ことで、移動することができます。伝統工法の建物は石の上に建物が乗っている状態のためジャッキアップが可能です。

  • 06.曳家(移動)

    ジャッキアップした建物を移動先の位置までスライドさせていきます。枕木を並べて少しづつ慎重に移動します。

  • 07.屋根・外装

    改修が必要な場合には屋根、外装のやり替えを行います。

  • 08.内装

    内装工事は現地再生、移築再生と同様に行います。

  • 09.完成引渡

    建物が完成し、検査に合格しましたら引渡しとなります。

  • 10.メンテナンス

    弊社にて関わった建物は、完成後も定期的にメンテナンス等をしていきます。大切な建物を末永くお使い頂けるようにご協力できればと考えています。

現地再生とは?

現在建物(古民家)が建っている場所でリフォームを行うことをいいます。

柱や梁などの構造物はできるだけそのままに、古民家の特徴である寒い・暗い・プライバシーがないといったところは、暖かく・明るい・住みやすい空間に生まれ変わります。

現地再生の流れを現場作業中心にご紹介します。(岡崎市 冨田家住宅)

  • 01.ヒアリング

    まずは現状を把握するために、一度お話をお伺いします。様々な計画の可能性を確認・検討しながらスタートしていくイメージです。

  • 02.建物調査

    打ち合わせ等の流れは基本的に新築と同じです。建物調査を行い、計画し、設計図を起こします。ただ、古民家の場合は部材の大きさや梁の高さなども調べるので、何回かに分けて調査を行います。

  • 03.計画・設計

    ヒアリング、現地調査等を通してお客様のイメージを形にしてご提案します。古材をどこまで再利用するか、新しい部材が必要になることもあります。また、金額的なイメージを把握して頂けるよう概算見積も併せて提出致します。

  • 04.解体

    現地再生は建物の部分的な解体が多いことが移築再生との違いになります。躯体はできるだけ生かし、残す部分新しくする部分を区別して解体していきます。

  • 05.きざみ

    解体した建物を再生するために、必要な部材の仕口や継手を加工する作業が「きざみ」です。古民家の場合はプレカットでの対応が難しいため手作業によるきざみが必要になります。大工さんの腕の見せ所です。

  • 06.建て方

    建物の構造部材である柱や梁などを組み立てる作業を「建て方」といいます。現地再生は部分的な改修が多く、また屋根を葺き替えない場合もあり、計画によっては工程が省略されます。古民家再生の特徴です。

  • 07.屋根・外装

    屋根・外装の工事は新築の場合も同様です。伝統的な工法で復元する場合は、屋根材を萱や板材で葺いたりします。

  • 08.内装

    内装の工事も新築工事と同様です。伝統的な工法で復元する場合は、壁に竹の小舞を組んで土壁にすることもあります。

  • 09.完成引渡

    建物が完成し、検査に合格しましたら引渡しとなります。

  • 10.メンテナンス

    弊社にて関わった建物は、完成後も定期的にメンテナンス等をしていきます。大切な建物を末永くお使い頂けるようにご協力できればと考えています。

古民家不動産情報

毎年10万戸もの空き家が増えている現状の中で4万戸以上の古民家が解体されています。

地域の文化財である古民家がただ解体されるのを見過ごせず、

弊社にて管理しているものがあります。

気になるものがございましたらお譲り致します。お気軽にお問い合わせください。

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